リウマチの初期症状をこわばり、腫れを見逃さない

気をつけてチェックしたいポイントとなるリウマチの初期症状
リウマチの初期症状の写真

関節リウマチは、いきなり激しい症状が出る病気ではありません。ごく初期は、食欲がない、だるい、熱っぽい、体重が減る、といった漠然とした症状が、まずあらわれます。しかしこういった症状は、単なる疲れのためとやりすごしてしまいがちですし、いつのまにか消えることも多く、この段階で関節リウマチに気づくのは困難です。リウマチの初期のシグナルとして気を配りたいのは、「こわばり」と「はれ」です。

リウマチの初期症状のひとつ起きたときの「朝のこわばり」

起きたときの「朝のこわばり」「こわばり」は、関節リウマチの代表的な初期症状のひとつです。朝、起き上がるときにあらわれやすく、「朝のこわばり」と呼ばれます。眠っている問に炎症によって体液がたまり、むくむためと考えられています。朝にかぎらず、昼寝のあとでも起こります。

手がにぎりにくい、手足が動かしにくくぎこちない、体が重い、関節が自由に曲げ伸ばしできない、など人によって感じ方はさまざまです。健康な人には、この名状しがたい不快感が理解しにくく、いっしょに暮らす家族からも「怠けている」と誤解されることがあるようです。

こわばりは、体を動かしているうちに(休液が移動して)、徐々に消えていきますが、炎症の度合いによって違いがみられます。炎症が軽い場合は、指を数回曲げ伸ばしするだけで、数秒でとれますが、ひどくなると午前中いっぱい、さらには一日じゅうつづくこともあります。

こわばりは、全身性エリテマトーデスなどほかの病気でもみられます。目安としては、こわばりが15分から1時間もつづく場合は、関節リウマチの可能性が高いと考えられます。

リウマチの初期症状のもうひとつは指の第2、第3関節の「はれ」

関節リウマチの「はれ」は、多くの場合、初期は指の関節に出ます。指がはれて指輪がはめられなくなり、病気に気づく人もいます。

指先から数えて2つ目の第2関節と、つけ根の第3関節がはれますので、関節のところはふくらみ、先細りの、糸巻きの心棒のような独特の形(紡錘状腫脹と呼ぶ)になります。はれている部分は赤みを帯び、熱をもって、さわるとゴムのような弾力があります。

このように、関節リウマチのはれは、手の指や手改、足の指など小さな関節から始まり、しだいに足首、ひざ、ひじ、肩、股関節など四肢の大きな関節がはれてくるのが典型的なケースです。なお関節リウマチでは、関節炎は「左右対称」に起こり、そのため関節のはれも左右対称にあらわれるとされています。

多くの場合は左右に出るのですが、必ずしも鏡に映したように左右対称になるわけではなく、片側だけの場合もあります。
左右対称ではないから関節リウマチではないと自己判断せず、一方だけのはれでも気づいたら、医師を受診し、診断してもらいましょう。

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