リウマチをサポートします

リウマチ用語か行

外反母趾(がいはんぼし)

足の親指が人指し指側に向かって曲がった状態.親指の付け根の関節の内側に滑液嚢炎といわれる痛みのあるでっぱりができます。

ひどい外反母趾や急に変形が進んだ人の半数に「ヘバーデン結節」という病気が隠れています。

指の関節が痛んだり変形する病気としては関節リウマチがありますが、ヘバーデンは指先の爪のすぐ下の第1関節に起こり、リウマチは第2関節や指の付け根に起きているのが特徴でヘバーデンはリウマチとは異なるものです。

滑膜(かつまく)

関節を覆っている膜状のもので、関節腔(骨と骨のすき間)に滑液という関節の動きを潤滑にする液体を分泌しています。関節リウマチ発症の主要部位であり、関節リウマチ治療の最も重要な組織です。

寛解(かんかい)

関節リウマチでは、「治癒」「治る」という言葉は用いない代わりに、症状が治まった状態に持ち込むことを「寛解」「寛解する」あるいは「寛解に導入する」などといいます。

寛解かどうかは、 ①朝のこわばりが15分以内で消える ②疲労感がない ③関節に痛みがない ④関節を圧迫したり動かしても痛みがない ⑤関節または腱鞘(けんしょう)の軟部組織に腫れがない ⑥血沈を1時間後に測定したときの数値が一定以下(女性30mg以下、男性20mg以下)である

上記の6項目のうち、5項目以上の状態が少なくとも2か月以上続いていることが判定の目安になります。

関節液(かんえき)

関節内に分泌されている透明で粘り気のある液。関節をスムースに動かすための潤滑油であり、軟骨へ栄養を運ぶ働きもしています。関節リウマチなどで関節に炎症が生じると関節液に様々な変化が現れるため、診断の指標となります。

関節炎(かんせつえん)

関節が炎症を起こすこと。関節リウマチの関節痛は、炎症を伴い、体の左右対称的に生じるのが特徴です。また、しばしば関節の骨破壊により変形をきたすこともあります。

関節リウマチ

関節のこわばり、腫脹などの炎症症状を特徴とする自己免疫疾患で、膠原病の一つです。全身の関節が多発性かつ左右対称性に侵されるのが特徴です。略称はRA(Rheumatoid arthritis)

基礎療法

すべての治療の前提として、関節リウマチの患者が日常心掛けるべき注意事項を指します。

①患者白身の関節リウマチについての学習  ②適切な安静と運動  ③適切な保温と冷却

QOL

英語のQuality of lifeの略称で、医学的には、患者さんの「生活の質」を意味します。疾患には、様々な苦痛と障害が伴いますが、これらが軽減されて患者さん自身が何らかの満足感を得ている状況を「QOLが向上した」と言います。

近年では、治療効果を判定する項目としても採用されるようになってきており、医学界でもたいへん重要視されている概念です。

膠原病(こうげんびょう)

膠原病(こうげんびょう)とは、全身の血管や皮膚、筋肉、関節などに炎症が見られる病気の総称で、原因不明の発熱や湿疹、関節の痛みなどの症状が共通してみられます。

女性に多く見られる病気で、比較的若い女性の不明熱(原因不明の発熱)として発見されることが多いです。

関節リウマチはその代表的な病気です。他に、全身性エリテマトーデス、強皮症、多発性筋炎(皮膚筋炎)、混合性結合組織病、多発性動脈炎、リウマチ 熱などがあります。

抗CCP抗体

抗シトルリン化ペプチド抗体定量の略。発病して数年経過した関節リウマチでは70~85%の陽性率であり、他の関節疾患での陽性率は10%以下であるので高い陽性尤度比を示し、RAの診断には有用です。

抗体(こうたい)

抗体は免疫グロブリンというタンパク質です。異物が体内に入るとその異物にある抗原と特異的に結合する抗体を作り、異物を排除するように働きます。

血中の抗体は異物にある抗原と結合すると貪食細胞であるマクロファージや好中球を活性化することで異物を除去します。

抗リウマチ薬

起こってしまった炎症に対する対症療法的な役割をはたすのが抗炎症剤なら、炎症が起こる免疫異常のプロセスに迫って、その方向性をよい方に変えようとするのが抗リウマチ剤です。

正式には、疾患修飾性抗リウマチ剤(DMARD)、あるいは症候修飾性抗リウマチ剤 (SMARD)と呼びます。抗リウマチ薬の中ではリウマトレックスが最も使われており、およそ8割の患者さんが服用しています。

次いで生物学的製剤が2割、アザルフィジンENが2割、プログラフが1割、リマチルが1割の順となっていて、その他の内服の抗リウマチの使用率はそれぞれ2%にも満たない状況です(IORRA調査より)。

骨粗鬆症

破骨細胞と骨芽細胞のバランスが崩れることによりが骨塩量が減って骨がスカスカになり、骨折しやすくなった状態。一般的には高齢者や閉経後の女性に多くみられます。

関節リウマチ患者では健康人に比べ、早くから高い確率でみられることが多く、ステロイド薬過剰投与が原因になることもあります。

  1. トリノコ

    リウマチの記事を担当しています。私自身リウマチを患わって5年目です。今は寛解の状態です。自身の経験をもとに記事を書いていこうと思います。よろしくお願い致します。