リウマチをサポートします
リウマチの原因

リウマチの発症の原因は?

子育ても一段落し、仕事や趣味と活動したい女性たちに突如として襲いかかる関節リウマチ。

年齢的に見ると、30代から50代で発症するケースが多いことも特徴的です。

リウマチの発症の原因は実はまだよくわかっていませんが、免疫反応の異常が原因ではないかと言われています。

リウマチは女性ホルモンが原因?

関節リウマチは30~50歳代の女性に多く、全患者の6~7割が女性です。もっとも多く見られるのは閉経直前の40歳代。

発症は20歳代から始まり、30~40代で急激に高まり、閉経を迎える50代からは徐々に減りだして、60代からはまた急激に減っていきます。

女性ホルモンの1つであるエストロゲンは思春期になると同時に高まり、閉経すると分泌されなくなりますので、関連性が疑われるのです。

また、プロラクチンという乳腺を刺激する女性ホルモンも、影響を疑われています。

関節リウマチを患わっている女性が出産、授乳を続けていると症状が悪化することがよく見られるそうです。

このホルモンにもエストロゲンと同じくリウマチ因子を活性化させる働きがあるため、その影響だろうと見られています。

関節リウマチの原因、遺伝的要因

双生児の1人が関節リウマチを発症した場合、もう1人も発症する確率は一卵性双生児で25%、二卵性双生児では5%以下とされています。

まったく同じ遺伝子をもつ一卵性双生児のほうが発症の確率が高いので、遺伝因子の関与があることがわかります。

一方で、一卵性双生児の75%は関節リウマチを発症しないので、遺伝因子だけでは説明できないことがわかります。

ちなみに、母親が関節リウマチであれば子どもが発症する確率は2~5倍高くなるとされています。

リウマチの原因、環境的要因

環境因子としては、喫煙や歯周囲炎、最近では腸内細菌が疾患の発症に関与すると考えられています。

抗CCP抗体はシトルリン化したタンパク質に対する自己抗体です。このタンパクのシトルリン化に喫煙や歯周囲炎が関与している可能性があります。

また、抗CCP抗体は関節炎が発症する前から陽性となっていることが多いので、抗CCP抗体がある人に、なんらかのストレスが重なると関節炎が発症すると考えられます。

関節炎がいったん発症すると進行して関節破壊へとすすんでいきます。

リウマチがもたらす激痛の原因

一度発症すると、生涯、激痛に苦しむ不治の病として、昔から恐れられてきました。

謎が多いリウマチですが、自己免疫疾患の一つであることは以前からわかっています。

自己免疫疾患とは、本来ならウイルスや細菌などを駆逐し、私たちの体を守る免疫システムが、暴走を始める疾患のことを指します。

つまり、攻撃の標的を自分の体の正常細胞に向けてしまうのです。

リウマチの場合は、主としてサイトカインが暴走の主役になります。

通常、サイトカインは炎症の治癒に働きますが、増えすぎると逆に炎症を促進させるのです。

関節は、関節液や栄養分を供給する滑膜と呼ばれる薄い膜で覆われています。

リウマチが発症すると、この滑膜に炎症が発生。炎症が慢性化すると、滑膜が腫れて軟骨を覆うようになります。

このとき、滑膜から大量にサイトカインが分泌され、炎症が激化します。

さらに、サイトカイン自身が滑膜の増殖を促し、増えた滑膜が、新たなサイトカインを生み出す。負の連鎖々も始まるのです。

やがて、増え続けた滑膜は、軟骨や骨まで破壊していきます。

これこそ、リウマチがもたらす激痛の原因です。

リウマチが寝たきりの原因に

免疫が関節を攻撃、その痛みで体が動かしにくくなる関節リウマチ。

「痛い」「つらい」「面倒」で適度な運動を怠ることは、骨や関節を弱めてQOLを低下させ、さらには「寝たきり」を招くことになりかねません。

厚生労働省が平成10~11年に行った『国民生活基礎調査』によれば、65歳以上の寝たきりの人31万6000人のうち、リウマチ・関節炎による寝たきりは5.5%と第4位を占めています。

QOLを保つためにも、寝たきりにならないためにも、リハビリテーション、特に自宅ででき、簡単に行えるリウマチ体操を日課にし、身体機能の維持を図ることが大切なのです。

  1. トリノコ

    リウマチの記事を担当しています。私自身リウマチを患わって5年目です。今は寛解の状態です。自身の経験をもとに記事を書いていこうと思います。よろしくお願い致します。