妊娠中の足のむくみ

なぜ妊娠中に足がむくんだり、つったりするの?

この記事は福岡の病院の産婦人科専門医が監修しています
妊娠中の足のむくみ

もともと、妊娠中は血液の流れが増え、水分が多くなる のでむくみやすくなります。 そのうえ、大きくなった子宮が血管を圧迫するために、血流が滞りやすく、足がむくむのです。

一方、足がつるのは、カルシウム不足が原因と考えられ ています。小魚や海藻類など でカルシウムの補給をしまし また、長時間歩いたり立ちつづけたあとなどにも、むくみやつりが起こりやすいものです。 長時間の立ちっぱなしは避け、休憩をとりながら行 動しましょう。

むくみは妊娠中毒症の危険信号

夕方から夜にかけてむくみがひどくなっても、晩寝て消えてしまうようなら、心配いりません。 ただし、朝になっても残っていたり、すねを押してみるとへこみがすぐに戻らなかったり、顔にまでむくみが出るようなら、要汪意です。

加えて、1週間に500g以上も体重が増えていたら、妊娠中毒症と診断されます。むくみは、妊娠中毒症の症状のなかでも唯一自分で確認できるもの。 よくあることとあなどらないで、疑わしい場合は医師に相談しましょう。

妊娠中の足のむくみ、つる対策

お風呂上がりの温冷シャワー

お風呂上がりには、足の温冷シャワーを試してみましょう。 両足のひざから下に冷たい水と温かいお湯をシャワーで交互に 4、5回かけます。血液循環がよくなって、むくみの解消に。

ふくらはぎマッサージ

壁やソファにもたれ、ふくらはぎを手のひらで包むようにして、下から上にもみましょう。 血行がよくなって、むくみゃっりの予防に。 アロマオイルによるマッサージも効果的ですが、 妊娠中は使えないオイルもあるので、必ず専門家の指示に従うこと

塩分や水分を控えめに

塩分に含まれるナトリウム は、水分を取り込む性質があり ます。そのため、とりすぎると 体にたまる水分が多くなって、 むくみやすくなるのです。しょうゆをだし汁で薄めたり、レモンをかけて薄味ですませるなど、 減塩の工夫を。また水分のとりすぎは、むくみをひどくします。

体温が高くなってのどが渇くからと、冷たい飲み物をがぶ飲みしないように。甘い清涼飲料水は太りすぎの原因にもなります。おしっこも我慢せず、こま めにトイレに行くことも大切。

足を高くして寝る

足の下にクッションなどを当 て、足を高くして横になると、 足先に滞った血流が戻ってらくになります。このとき、高くした足の5本の指を思いきり開いたり、縮めたりする「クーパー運動」をやると、効果的。

冷えにも注意

冷えると血管が縮んで血液循環が悪くなり、足先の血流が滞りがちに。また水分の排出も悪くなるため、むくみの原因に。

  • 出典元:妊娠について知っておきたいこと
    監修 岡山医療センター産婦人科 日本周産期・新生児医学会 母体・胎児専門医 塚原 紗耶

妊娠初期をサポート| FORTIES

この記事は妊娠初期をサポートする情報メディアサイトとして病院の医師、産婦人科専門医が監修した文献をもとにFORTIESが加筆・修正し掲載しました(2018.08.06)

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