妊娠初期の風邪と病気

妊娠初期の風邪とインフルエンザ

妊娠すると、免疫力が低下し風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります
妊娠初期の風邪

妊娠すると、ホルモンの作用で免疫力が低下します。そのため、風邪やインフルエンザなどにかかりやすくなります。 ウィルスによる風邪の場合、鼻水や鼻づまり、くしゃみなどが主な症状。発熱があっても37度台で、安静にすれば2~3日で治ります。ただし、細菌感染が加わると症状が長引き、重症化することもあります。 高熱やのどの痛み、垓などの症状が加わったら早めに受診しましよう。

インフルエンザは、突然の高熱や頭痛、関節痛など全身症状を伴い、風邪よりもずっ と重症で、肺炎になりやすい疾患です。 インフルエンザウィルスそのものが、胎盤を通じ て赤ちゃんに悪影響を及ばす心配はありませんが、ときには命に関わることもあるので、早めに受診を。

風邪もインフルエンザも、いちばん大切なのは「かからないように予防する」こと。手洗 い・うがいをする、人混みを避ける、ストレスをためない、バランスのよい食事と十分な睡眠、室内の加湿を心がけましょう。 インフルエンザワクチンは、インフルエンザにかかることよりもずっとリスクが低いことから、妊娠中いつでも接種できます。 もしかかってしまった場合は早めに産婦人科を受診し、十分な水分補給をしながら安静にして過ごしましょう。

妊娠初期のイソフルエソザ&風邪予防

妊娠すると、体にはいろいろな変化があらわれます。妊娠初期の症状をチェックしてみましょう。生理が遅れるなど、「妊娠したかも?」と思ったら、早めに産婦人科を受診しましょう。

予防法

  • バランスのとれた食事と水分補給
  • 睡眠時間をたっぷりとる
  • 加湿器は湿度50~60%が目安
  • 帰宅したら手洗いうがいを徹底
  • 人混みはなるべく避ける

かかってしまったら

  • 早めに医師の診察を受ける
  • 食欲がなくても、できるかぎり水分補給

妊娠初期の気がかりな病気

風疹

風疹ウイルスによって起こる病気。発熱や発疹、関節炎、リンパ腺のはれなどが主症状ですが、症状がなくても感染していること も。 妊娠中にママが感染すると、おなかの赤ちゃんにうつり、「先天性風疹症候群」になることがあります。

妊娠初期ほど影響が大きく、赤ちゃんに心臓の病気や難聴、白内障などが起こることも。 妊娠初期に必ず風疹抗体価検査で免疫があるか調べます。抗体がない場合は、妊娠20週までは人混みを避けるなど、感染を防ぐ注意が必要です。

水ぽうぞう

水痘帯状疱疹ウイルスによる病気で、か ゆみを伴う発疹が主な症状です。妊娠初期 に感染すると、赤ちゃんが先天性水痘症候 群になる可能性があります。お産直前に感染した場合、生後に新生児水痘症になるこ とがあり、重症化することも。

ただし、この 病気は一度感染すると二度とかかることは なく、成人の95%は免疫をもっているため、 妊娠中に感染することはきわめてまれ。心配な場合は血液検査で免疫があるかどうか調べることができます。

りんご病

りんご病は「伝染性紅斑」といい、パルボウィルスによって起こります。発症すると発熱、関節痛、手足の紅斑などの症状が見られ、ほおがりんごのように赤くなります。 治療しなくても自然に治りますが、妊娠20週未満に初めて感染すると、おなかの赤ちゃんに重度の貧血や水腫が起こったり、流産・早産の原因となる可能性があります。

予防接種はなく、子どもがかかりやすい病気のため、 子どもの多い場所や小児科の外来、人混みなどに行くことは避けたほうが安心です。

B群溶連菌感染症

B群溶連菌(GBS)は、普段から腟や外陰部にいる常在菌で、感染しても自覚症状や妊娠への影響はありません。 ただし、産道を通るときに赤ちゃんが感染すると、新生児GBS感染症になり、呼吸困難や髄膜炎、肺炎などを起こす可能性があります。

処置が遅れると命に関わることもあるため、妊娠中期、末期には必ず検査を行います。GBSがあるとわかったら、陣痛や破水が起きたときから出産が終わるまで、抗生物質を定期的に点滴で投与します。

トキソプラズマ

トキソプラズマとは、猫などの寄生虫で、 ふんなどを介して感染することがあります。また最近では生肉を食べることによる 感染も。 妊娠初期・中期に初めて感染する と、流産・早産を引き起こしたり、おなかの赤ちゃんの脳や目に障害が起こる可能性があります。 ただし確串はとても低く、非常にまれなので、心配しすぎる必要はないでしょう。

また、妊娠前から飼っているペットから感染することはありません。念のため、妊娠中は生肉を食べないようにしましょう。

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