基礎体温で生理をチェック

基礎体温であなたの生理をチェック

基礎体温

基礎体温はホルモンの分泌によって変化

基礎休温とは、安静にしていて、活動の影響を受けない状態での体温のこと。男性は、時期によって基礎体温が変化することはありませんが、女性の場合はホルモン分泌の影響を受けて、周期的な変化を繰り返しています。基礎体温の記録を続けることで、自分の月経周期や排卵の時期がわかるようになるのです。

低温期と高温期の二相に分かれているのが正常なパターン。排卵すると体温か上昇するのは、排卵後に卵巣にできた黄体から、黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌されるため。黄体ホルモンには、脳内の体温中枢を刺激して、体温を上げる働きがあります。

排卵がある場合は、低温期と高温期に分かれますが、排卵がないと黄体ホルモンが分泌されないので、低温期がいつまでも続きます。まれに、排卵していなくても黄体ホルモンの分泌があって、体温があがることもありますが、基礎体温は排卵を確認するもっとも手軽な手段です。最初は少し面倒に感じるかもしれませんが、かかった手間以上の豊富な情報が、基礎体温からわかります。

自分で手軽にできて副作用もないので、妊娠を望むなら、まずは2ヵ月続けて測ってみて、要注意のサインが出たら、婦人科を受診しておきましょう。

用意するもの

婦人体温計

普通の体温計より目盛りが細かく、小さな変動がわかります。短時間で手軽に測れる電子体温計や、メモリー機能がついているものもあります。正確さでは昔ながらの水銀体温計をすすめる医師が多いようです。

基礎体温表

測定した体温を記録するグラフ。薬局で売られていますが、病院でわけでもらえるところもあるよう。メモリー式の体温計も、医者に見せるときには紙に書き写しておきます

基礎体温の測り方

朝目覚めたら、ふとんの中で、できるだけ体を動かさないで測るのがポイント。横になったまま、あらかじめ枕もとに用意しておいた体温計を、そっと取り上げます。わきの下より正確に測れるため、基礎体温は舌の下で測ります。

体温はちょっとした体の動きでも微妙に上下してしまうので、寝返りを打ったり、伸びをしたり、体温計をくわえたまま話をするのも控えましょう。先にトイレに行ってしまったような場合は、一応測って、グラフの欄外に但し書きをしておきます。

基礎体温表に記入すること

体温の測定結果を記入し、折れ線グラフを作ります。欄外には、生理の様子(月経血の量や痛みなど)、セックスをした日、おりものの変化や生理時以外の下腹部痛などを、記号で記入。風邪をひいたり、寝坊したなど、ふだんと変わったことがあったときもメモしておきます。

また、生理が始まった日を第1日とし、次の生理の前日までの日数も書き込んでおきましょう。

正常な生理の基礎体温

生理の初日から次の生理が始まる前日までの1周期は、25日以上38日以内
正常な基礎体温

だいたい生理と生理の中間あたりに排卵があります。低温期のいちばん最後の日がもっとも多いようですが、高温に上がる途中で排卵している人もいます。ガクンと低くなってから高温期に入る人もいますが、下がらない場合も多いようです。

  • 低温期と高温期の二相になっている
  • 低温期が14日間前後
  • 高温期が12日間以上

要注意のケースの基礎体温

基礎体温が二相になっていない

高温期と低温期がはっきりしない一相性の状態は、排卵が起こっていない可能性が大きいもの。卵巣機能の低下や、発育した卵胞が排卵できないで、卵巣の中で萎縮してしまう「多嚢胞性卵巣症候群」という病気が背景にある場合もあります。

生理の出血が毎月あっでも、排卵がないので正常な生理とはいえませんし、このまま放置すると妊娠がむずかしくなってしまいます。

基礎体温の高温期が短い

高温期が11日間以下と短く、月経周期全体が短くなって、月に2回生理がきてしまうようなケース。妊娠を維持する作用がある黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌が悪い「黄体機能不全」の疑いがあります。黄体ホルモンの分泌が悪いと、子宮内膜が充分に整わないので、着床がうまくいかない可能哇がありますが、必ずしも妊娠できないわけではありません。

低温期が短い

低温期が10日間以内だと、卵巣機能が低下して、卵巣の中で卵胞が充分に成熟していないと考えられます。通常は、卵巣の中で卵子を包み込む卵胞が20mmくらいまで成熟したときに、排卵が起こりますが、半分くらいまでしか成熟していないのに、排卵の命令が出てしまうことがまれにあるのです。卵子が未熟なので、妊娠しづらくなる可能性があります。

低温期が長い

低温期が25日以上と長く、排卵するまでの期間が長いケース。きちんと排卵していれば妊娠は可能ですが、一年間に排卵する回数が減るぶん、妊娠のチャンスは少なくなります。

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