妊娠初期は子宮の重みや重心の傾きで腰痛に

この記事は福岡の病院の産婦人科専門医が監修しています
妊娠初期の腰痛

妊娠すると、大きくなった子宮の重みが、骨盤や背骨にかかってきます。 そのために 妊娠初期の腰痛は、多くの人が経験するトラブルです。

また、おなかが人きくなると前に重心が傾くので、バランスを保つためにおなかを突き出し、背骨を反らせた姿勢で立つようになります。

さらに胎盤から出されるリラキシンというホルモンによって、お産の準備のために骨盤の骨や靭帯がゆるんでくることも影響します。

太りすぎると、さらに負担がかかって腰痛をひどくするので、注意を。 痛みがひどい場合には、医帥に相談して、温湿布や少量の鎮痛剤などを処方してもらうことも可能です。

立ち方や座り方もチェック

妊娠初期の腰痛の予防や痛みをやわらげるためには、ふだんの姿勢が人事。立ったり歩いたりするときは、おなかを突き出さず、あごを引いて背中をまっすぐにし、おしりを締めておなかを引き上げるように心がけます。 座るときはいすに深く腰かけて、背中をまっすぐに。浅く座ると猫背になり、 腰に負担がかかります。

背にクッションを置くしと、らくに背すじを伸ばせます。 寝るときは腰が反り返らないように、 硬めのベッドやふとんを使いましょう。 腹筋や背筋が弱いと腰痛になりやすいので、運動で鍛えておくことも腰痛軽減には効果的。

妊娠初期の腰痛の対策

腰痛体操、腰をひねる

あおむけに寝て、ひざは 閉じて立てます。腕はリラックスさせて、床に置きます。ひざをそろえたまま、息を吐きながらゆっくりと片側に倒し、同時に顔を反対方向に向けます。 息を吸いながら戻して、反対も同様に。4回ずつ繰り返しましょう。 

カイロで温めると痛みがらくに

貼るタイプのインスタントカイロを、衣類の上からつけて、痛む場所をじんわりと温めましょう。血行がよくなって、痛みがやわらぎます。

とくに、冷える日や冷房のきいた部屋にいるとき、長く同じ姿勢をとるときは、貼っておくとらく。お風呂にゆっくり入って温めるのも効果的です。

抱き枕をひざにはさむ

シムスの体位は、腰痛をやわらげるのにも効果的。このとき細長い抱き枕を用意し、ひざの間にはさむようにして抱きかかえるとラクチン。

腰の負担が軽減され、痛みが軽くなります。クッション2つをひざと腕のところに当てても代用できます。

腰痛体操、腰をゆらす

足を肩幅に開いて立ち、 ひざをかるく曲げて腰に手を置きます。上半身は前を向いたまま、フラダンスの要領で腰だけ左右に振ります。 体はぐらつかないように、腰だけ動かしましょう。

左右に各4回。同様に前後にも動かします。 前へ勣かすときはおしりを締 め、後ろへ動かすときにゆるめるのを、各4回。

  • 出典元:日本助産学会誌 妊娠期の体重増加と妊婦の腰痛発症時期との関連や腰痛への対処法
    監修 岐阜県立多治見病院 産婦人科専門医 安田李香

妊娠初期をサポート| FORTIES

この記事は妊娠初期をサポートする情報メディアサイトとして病院の医師、産婦人科専門医が監修した文献をもとにFORTIESが加筆・修正し掲載しました(2018.08.06)

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