妊娠初期をサポートします
妊娠8週

妊娠8週出産予定日まで224~218日

  • 胎児と呼ばれるようになります
  • 赤ちゃんの手の指ができ始めます
  • 体や手足を動かします
  • 神経が発達してきています
  • つわりがピークになる時期です

赤ちゃんの様子

赤ちゃんは、体に比べて頭がかなり大きく 2頭身ですが、だいぶ人間の姿に近づいてき ました。医学的には、妊娠8週になると「胎芽」から「胎児」へと呼び方が変わります。

タツノオトシゴに似ていた時期もありましたが、やっと私たちの赤ちゃんらしくなってきました。引き続き、器官の形成が続くので、 赤ちゃんは大忙しです。

赤ちゃんが過ごしている空間は、羊水という液体で満たされています。羊水は羊膜から どんどんしみ出していて、このころ1週間に 約10~20ml増加します。やや白みがかった透明の液体で、弱アルカリ性、薄い塩味です。

よく生命の源は海といわれますが、まさに羊水は海のようになっています。常に一定の温度(37~38度) を保って、赤ちゃんを暖かくやさしく保護し、 外部の刺激から守るクッションの役割も果た してくれています。

また内臓の形成が進み、ほとんどの器官の基礎ができます。腸は赤ちゃんの体に入りきらず、へその緒の中に出てしまっていますが、近いうちにおなかの中に移動します。

脳や筋肉、神経が発達してきた赤ちゃんは、 手足をピコピコ動かしたり、上に跳び上がるように動いたりするようになります。このころから見られる全身運動です。

子宮の壁にぶつかることもよくありますが、残念ながら動きが小さすぎてママはまだ気づきません。 今、赤ちゃんの身長を測ったとしたら2cmぐらいです。ここまでくれば、順調に発達していける確率が高くなります。

ママの様子

妊娠3ヵ月を迎えました。体の内も外も妊娠による変化がはっきり出てくるときですが、 際立つ変化は、やはりつわりでしょう。

朝、ムカムカしたり、においが気になったり、食 べていないと気持ち悪がったりといった症状が最もつらくなってくるころです。おそらく今がピークです。徐々に症状も治まってくるので、もう少しの辛抱です。

こうするとラクになれるといったものを見つけて、ぜひ工夫して乗り切ってください。

ほかにも、 便秘がちになったり、乳房の張りや乳首の黒ずみが目立ったりなど、体のあちこちが変わっていくことを感じるとおもいます。

乳房の張りの対処法

乳房がチクチクしたり、柔らかくなったことに気づく人が多いでしょう。急に大きくなり、重く感じる人もいると思います。

胸が垂れ下がるのは、重力、年齢、遺伝子的な要因によるものだとしでも、妊娠中にしっかりサポー トするのは、その後のためにもとでも重要なこ とです。

サポート機能のあるマタニティ用のブラジャーを使ったり、上半身を整えるエクササイズをしてみましょう。エクササイズの量に関しては、主治医に相談を。

オーラルケア

妊娠すると、だ液が減るので口の中がネバつきがちになるのです。 特につわりのときは、オーラルケアがおろそ かになりがちで、むし歯や歯肉炎になってしまうこともあります。

歯みがき粉の味やにおいがダメなら、ブラッシングするだけでも効果があります。歯ブラシを口に入れるのさえ 無理というママは、せめて食後に口をゆすぎましょう。水でも、お湯でも、ゆすぎやすいほうでかまいません。

妊娠中、ふくらはぎや太ももの血管の一 部分がコブのようにふくらむ静脈瘤ができる人は珍しくありません。これは、体内で生産される血液の量が増え、さらに体重も増加するため、足の血管にいつも以上の圧力がかかることによって起こる症状です。

妊娠中の静脈瘤を防ぐ方法

静脈瘤を防ぐためには、以下のことが有効です。

  • 足を高い位置におく
  • 座っている時には足を組まない
  • 長時間立ち続けるのを避ける
  • 体重が極端に増えるのを防ぐ
  • 1日30分程度、適度な運動をす

最初の妊娠で静脈瘤ができた人は、今回も同じ症状が出る可能性が高いです。

妊娠8週に気を付けたいこと

赤ちゃんが薬などの影響を最も受けやすい絶対感受期は終わりましたが、器官形成期は続いています。器官形成期とは、赤ちゃんのほとんどの器官の形態的な基礎ができあがる時期のことを指し、妊娠11週までとされます。

ただ、その後も妊娠15週ぐらいまでは、細部の体づくりが続きます。 まだ、薬が赤ちゃんに影響を及ぼす可能性 があるので、自己判断で市販薬を使用することは避けるようにしましょう。

この時期は伝染病に注意

この時期はママの病気が胎児にも感染します。伝染性の病気に注意しましょう。 風邪やインフルエンザなどにかかっている人との接触を避け、外出後や家事や仕事の合間には、 石けんを使って手を洗うようにしましょう。

風邪やインフルエンザの疑いがある時は薬を飲む前に主治医に相談しましょう

母性健康管理指導事項連絡カード

働いているママは、つわりやこれからおなかが大きくなって思うように勣けなくなったときなど、仕事の仕方を考えることになるかもしれません。

まずは妊娠しても安全に働けるための法律があることを覚えておいてくだ さい。「母性健康管理指導事項連絡カード」 という妊娠中に起こりやすいトラブルとそのことへの指導事項が記載された用紙があり、 産院などでもらうことができます。

医師にこのカードに記入してもらい勤務先に提出する と、法律で決められた権利として、勤務時間の短縮や休暇などの措置を講じてもらえます。

母子健康手帳

母子健康手帳とは、赤ちゃんとママの健康 を守るために自治体が交付する冊子で、妊娠の経過や出産のようす、赤ちゃんが生まれてからの発育ぐあいを記録するものです。

妊婦 健診の結果など、妊娠経過はすべてこの手帳に記入され、必要な情報がほぼわかるようになっているので、里帰り出産で転院するとき、 アクシデントで別の産婦人科にかかるときでも手帳があれば安心です。

これからは、いつもそばに置ておきましょう。

妊娠8週の食事と気を付けること

妊娠を維持するために分泌されている黄体ホルモンによって、腸の動きが鈍くなるため、ごくはじめのころから便秘になるママもいます。

つわりで 思うように食べられず便のかさが減ってしまうことで、なおいっそう悪循環になることがあります。

便秘には、食生活の見直しがいちばんです。 食べられるときは食物繊維の多い野菜や海藻類などをとるようにしましょう。

妊娠中の食事には野菜が大切

すべての緑黄色野菜には、ビタミ ンAの前駆物質であるβ一カロテンが多く含まれています。妊娠期間中は1日に670μg RE (レチノール当量)のビタミンAを摂ることを目標にしましょう。

野菜やイモ類は、ビタミンC、ミネラル、繊維質、ファイトケミカルなど、さまざまな栄養素を含んでいます。生の葉野菜1カップ、切っ て調理した野菜1/2カップ、野菜ジュース3/4 カップが1回の目安量です.

またビタミンKを摂りましょう。ビタミンKには、血液を凝固させたり、カルシウムを骨に変えるのに必要な物質を作る働きがあるからです。ビタミンKの摂取目安量は1日に60μg (18~29歳の場合。30~49歳は65μg)。キャベツ、カリフラワー、緑黄色野菜、海藻、納豆などに多く含まれでいます。

赤ちゃんの血液を作る栄養素

妊娠中のママの体は胎盤や胎児にも血液を循環させるため、妊娠前よりもたくさんの血液を生産しなければいけません。

赤血球や血漿を作るためには、ビタミンB6とB12、葉酸、鉄分が必要です。ビタミンB6が゛豊富に含まれる食品には、レバー、 サバやイワシ等の青魚、胚芽米、バナナなどがあります。

レバー、マス、牛肉、牛乳、乳製品には、ビタミンB12も豊富です。

葉酸サプリ

妊娠初期に意識して取り入れたい葉酸

妊娠初期に必要とされる栄養素が葉酸です。妊娠の1ヶ月前から妊娠4ヶ月までの間に葉酸を十分に摂取すると、胎児の脳や脊髄の発達異常である神経管閉鎖障害の発症リスクを減らせることがわかっているからです。

妊娠する前から必要だったなんて、もう遅い、と気にするママもいるかもしれませんが、それほどリスクは高くありません。葉酸はこれからの妊娠期や授乳期にも必要な栄養素なので、これを機会に意識してとりましょう。

  1. mamate

    妊娠してから出産までの赤ちゃんの成長やママの様子を紹介しています。赤ちゃんに会えるその日までを、安心して大切に過ごしていってほしいと願っています。