妊娠初期をサポートします
妊娠6週

妊娠6週出産予定日まで238~232日

  • 胎児心拍が確認できます
  • 赤ちゃんの頭部が急速に発達します
  • 目や手足の形づくりが進みます
  • 卵巣や精巣の準備が始まります
  • ママは性器出血しやすい時期です

赤ちゃんの様子

超音波検査で胎児心拍(心臓の拍動)が見えるころです。胎嚢の中にある白いリングは卵黄嚢で、白い小さなかたまりが胎芽、赤ちゃんです。

チカチカと点滅して見えたらそれが心臓の拍動。これが確認されれば初期の流産の心配はぐんと少なくなります。 心拍が確認できない場合は、1~2週間後に再受診するようにいわれる場合もありますが、心配しなくても大丈夫です。

丸い頭としっぽをくっつけるようにして、背なかがどんどん丸まってきたので、このころの赤ちゃんは、C字形によく似た姿をしています。

頭の下側には、将来、顔や首になるひだができています。このひだは、 魚のエラに形が似ているといわれることもあります。

どうやって顔になるのか想像もつかない形をしていますが、聞いたり、話したり、呼吸したりなどができるような仕組みづくりの基礎がそなわっています。

頭部の発達はめざましく、脳では、視床下部の形成が始まっています。視床下部は、体温の維持や食欲、睡眠、生殖など、人間が生きていくうえで最も重要な機能をコントロールする部分です。

まだ5~7mmぐらいの小ささの赤ちゃんですが、子孫を残すための生殖器をつくる準備が始まります。まずは、男の子は精巣、女の子は卵巣のもとになる細胞が、なんと卵黄嚢で形づくられていきます。

脳がすさまじい勢いで成長しているので、この時期の赤ちゃんの頭は、胴体よりもずっと大きくなっています。発達の途中ですが、神経と筋肉もつながってきているため、外からの刺激に反応を示すようにもなります。

ママの様子

妊娠6週になると、超音波検査で赤ちゃんの姿を確認できるようになります。それと同時に、出産予定日を伝えられるケースも多いです。

出産予定日は、赤ちゃんの頭賢長を測ることによって、まず妊娠した日を割り出してから計算します。同時に妊娠週数もわかりま す。この計算方法で割り出した妊娠日は、誤差 は1~4日以内という正確さです。

この時期のほとんどの妊婦は、まだ自分の体の変化に気づきません。子宮のある、おへその下あたりがふくらんでくると、体の変化を実感するようになります。

ママの子宮は、子宮内膜を溶かしながら赤 ちゃんの胎盤をつくっている最中なので、とても不安定。性器出血などのトラブルも起き やすいころです。

もし出血に気づいたら、あわてずに色や量、回数などを確認してください。

ごく少量の出血が1回あっただけなら、心配のないことがほとんどです。ただし、自己判断せずに、産婦人科に連絡し受診してください。

妊娠6週に気を付けたいこと

このころの妊娠週数はまだ目安に過ぎないので、実際の妊娠週数とはズレが生じることも。胎児心拍は早くて5週ごろに確認できることもありますが、妊娠8週近くになることも多いでしょう。

つわりの症状について

典型的なつわりの症状のーつに、嘔吐があります。吐き気があるだけでもすっきりしな いのに、実際に吐いてしまうことが増えると、 肉体的にも、精神的にもグッタリしてしまい、 つらいものです。

嘔吐を繰り返すことで心配なのは脱水症状です。水分だけは少しずっで も、まめにとるようにしましょう。もし水分 をとるのもつらいという場合は、がまんしないで、医師に相談してください。

食べていれば気持ち悪さが軽減するという食べづわりの場合は、太りすぎやむくみ予防のために、カロリーや塩分控えめのものを選ぶなど工夫をしてください。

気を付けたい病気

ママ白身の病気にも気をつけたいときです。 風疹にかかった覚えのないママは、抗体を調べてもらいましょう。 風疹は、妊娠初期にかかると、赤ちゃんに先天性風疹症候群などの影響が出ることもあるといわれています。

できれば家族にも抗体を検査してもらってください。妊娠中のママはワクチンを打てませんが、家族にワクチンを接種してもらうことで、家庭内に風疹ウィルスが持ち込まれる可能性を減らせます。

妊娠6週の食事と気を付けること

妊娠中に気をつけたいことは、いくつかありますが、やせすぎ、太りすぎにならないよう心がけることは、かなり大切なことです。 極端な偏食や、食べる回数や時間がそのつど違うなどということは、できるだけ避けましょう。

赤ちゃんはママの体から必要なものをもらって大きくなるわけですから、ママの体も健康な状態でありたいものです。

外食やファストフードの回数を減らし、食事は野菜多めの栄養バランスのよいものにしましょう。食生活の見直しは、安産のための第一歩です。

水分補給を

赤ちゃんの成長には大量の水分が必要です。赤ちゃんはお腹の中にいる間はつね に羊水に浮かんでいるわけですが、羊水は随時、 老廃物の混ざったものと新鮮なものと入れ替えているため、ママが水分をたくさん飲む必要があります(十分な水分はママの体内の老廃物を体外に放出してくれます)。

水分補給するのに最適なのは水です。毎日少なくともコップで8杯以上(1.2リットル以上)の水分を摂るようにしま しょう。

妊娠中にカルシウムが取れる牛乳

牛乳には、タンパク質やカルシウム、リン、ビタミンA、ビタミンDなどいろいろな栄養が含まれでいます。妊娠中は、カルシウムが腸内で吸収されるのを助けるためにビタミンDも摂りましょう(1日7.5μg)。

普通の牛乳は、大人が飲むにはコレステロールが高すぎるので、脂肪分やカロリーをおさえるために、 低脂肪乳や無脂肪乳を飲むのもよいでしょう。

大豆を積極的に食べる。

「畑の肉」といわれる大豆には、タンパク質の合成に必要なすべてのアミノ酸が含まれています。これは野菜の中では大豆のみ。赤ちゃんの脳細胞の発達にはタンパク質がとても大切です。

心臓や血管にいいとされる脂肪分やビオチン、ビタミンB群は、脳や肝臓機能にとって不可欠なタンパク質やグリコーゲンを作るのに必要な栄養素です。

妊娠期に必要とされるビオチンの1日の摂取目安量は47μg。穀物やシリアル、レバー、乾燥豆、ナッツ、加熱した卵、力リフラワーなどに多く含まれています。

葉酸サプリ

妊娠初期に意識して取り入れたい葉酸

妊娠初期に必要とされる栄養素が葉酸です。妊娠の1ヶ月前から妊娠4ヶ月までの間に葉酸を十分に摂取すると、胎児の脳や脊髄の発達異常である神経管閉鎖障害の発症リスクを減らせることがわかっているからです。

妊娠する前から必要だったなんて、もう遅い、と気にするママもいるかもしれませんが、それほどリスクは高くありません。葉酸はこれからの妊娠期や授乳期にも必要な栄養素なので、これを機会に意識してとりましょう。

  1. mamate

    妊娠してから出産までの赤ちゃんの成長やママの様子を紹介しています。赤ちゃんに会えるその日までを、安心して大切に過ごしていってほしいと願っています。