妊娠9週目

出産予定日まで227~211日
妊娠9週
  • 赤ちゃんの心臓の重要部分ができました
  • 脳の表面の発達が始まります
  • 顔のパーツが整ってきます
  • 外性器に男女の差が現れてきます
  • 脚の形ができてきます

妊娠9週の赤ちゃん

妊娠9週の赤ちゃんはC字型に丸まっていた体が引き伸ばされ、 おなかにくっつくようにしていた頭部が、少し起きてきました。おしりについているしっぽも、だいぶ短くなってきています。 超音波検査(エコー)でも、手足が丸く見えてくるようになります。脳の表面にあたる部分の発達も始まります。脳はしだいに丸くなり、そのあと大人の脳のようなしわが入っていきます。

赤ちゃんの心臓は、力強く脈打って血液を体に送り出しています。このころになると、超音波ドップラ ーという音の出る器械で、「ドッドッドッ」 という元気な心拍音を聞くことができるかもしれません。

赤ちゃんが男の子の場合、精巣からテストステロンという男性ホルモンが分泌されるようになります。このホルモンには、器官が女性器になるのを防ぐ物質が含まれています。 一方、 女性の生殖システムの発達は、ホルモンや卵巣に左右されません。男女どちらにせよ、生殖器の発達は、妊娠9週~妊娠13週の間に起こります。 この時点ではまだ、男の子か女の子かは見分けがつきません。 お尻のしっぽ状のものは、見えなくなります。 赤ちゃんはいま、身長約29mm、体重は3gほどです。

妊娠9週の症状

この時期になると、ママのおっぱいの乳輪には、モントゴメリー腺と呼ばれる12~30個の小さなデコボコが現れます。これは脂肪分泌腺が大きくなったもので、ここに蓄えられている脂肪により、乳首が柔らかく保たれます。 胎児が成長し、ママの体型が変わってくるにつれ、胸やお腹まわりがきつくなってきます。体は着実に、お腹の中の赤ちゃんを育むこと、そして出産後に備えて変化しできているのです。

妊娠が進むにつれママの体には色素沈着などの変化が目立つできます。シミが新たにできたり濃くなったり、乳輪の色が濃くなっでいるのに気づいた人もいます。でも、こうした変化は一時的なもの。出産後には元に戻ります。

子宮はニワトリの卵くらいの大きさになりました。 3~4週間で起こった胎児の急激な成長は今後さらに加速します。 この成長をサポートするために、休養、栄養、水分をよくとり、適度な運動をしましょう。ゆっくりとリラックスした生活を心がけ、薬やアルコールは飲まないようにしましょう。

妊娠9週の壁

妊娠したすべての女性のうち、約15%が流産を経験するというデータ報告があります。そのうち、約90%が妊娠12週までの流産するのですが、 さらにその約70%は妊娠9週目までに起こっています。 これが妊娠9週の壁と言われるゆえんです。

妊娠9週に気をつけること

職場への妊娠報告は、産休や育休を取って 産後も仕事を続けるなら産休に入る1ヶ月前 まで、辞める場合は退職の1ヵ月前までにすればいいとされています。 ただ、できれば妊娠2~4ヵ月の間には報告して、妊娠中であることを理解してもらったほうが働きやすいと思います。 今までどおりに働けない状況が出てきたときに、会社からのサポートもスムーズに受けられるはずです。

ペットの妊娠への影響

ペットを飼っている家庭では、妊娠への影響が気になると思います。確かにペットから 人間にうつり、胎児に影響を与える感染症もあります。 しかし、排泄物の処理をきちんとする、ペットや排泄物にふれた後は手を洗う、口移しで食べ物を与えないなど、適切な飼い方をしていれば感染の心配はありません。

診察は定期的に

膣に器具を入れて視診をしたり、指を入れて触診をしたりする内診は、ちょっと苦手なママも多いでしょう。でもこれは無事にお産をするために、とても重要な診察です。 妊娠初期では、子宮の形や大きさ、膣内や子宮口付近の炎症、感染症のチェック。妊娠中期以降は、早産の兆候がないかを、予定日近くになれば、子宮口のかたさや開き方で出産の準備が順調に進んでいるかを診ています。 無事に出産を迎えられるよう、がんばりましょう。

つわりがつらい時は病院へ

つわりはつらいのが当たり前と、がまんしすぎていいませんか?病気ではないので自然に治まるのを待ちますが、治療が必要な場合もあります。 「1日に何度も吐く」「食事も水分もほとんどとれない」「体重が週 に1~2kg以上減った」「尿の量が極端に減った」などのときは、すぐに受診しましょう。 重症であれば入院治療になりますが、外来で電解質やブドウ糖の点滴を受けるだけで、すっきりして帰宅できることもあります。がまんしすぎずに医師に相談しましょう。

またレントゲン撮影は×線が子宮まで届いてしまうので避けましょう。

適度な運動

妊娠すると、ホルモンの影響で関節が柔らかくなります。そのため、この時期に 運動をすると、いつもより輊やかに動けると感 じる人もいるし、知らず知らずのうちに、普段よりずっと力を加えてしまう傾向があります。 そのため、ハードな運動ややりすぎには注意が必要です。

気候が合えば、プールに行き、水に浮いてみるのもいいでしょう。 バランスやリラゼーションに重点を置いているようなエクササイズ、たとえばヨガや太極拳をしてみるのもいいと思います。

冷えは妊婦さんの大敵

体が冷えると、おなかが張りやすくなります。そうすると、胎盤の血流が悪くなり、酸素や栄養が赤ちゃんに届きにくくなってしまうのです。寒い季節はもちろん、夏の冷房による冷えすぎにも注意し ましょう。 保温に適した腹帯や腹巻き、レギンス、レッグウォーマーなどがいろいろあるので、上手に利用しましょう。

妊娠9週の食事で気をつけること

栄養分を効率よく摂取できるように、調理法に工夫しましょう。野菜は皮をむかずに少量の油を使って焼くようにすると、栄養分が損なわれずにすみます。 野菜に含まれる栄養は、煮ている時にお湯に溶け出してしまうので、煮ることはあまりおすすめできません。蒸したり、電子レンジで加熱しましょう。 煮て食べたいという場合は、こげない程度の少量の水(約1/4カップ)で煮るか、スープにしましょう。

フルーツを積極的に食べましよう

フルーツには、炭水化物、食物繊維、ビタミン、ミネラル、ファイトケミカルなどが豊富。 野菜同様、ビタミンAやビタミンCのよい供給源です。 中サイズのフルーツ1個、ミカン2個、イチゴ5粒、3/4カップのフルーツジュースが1回の目安量です。 でも、つわりでフルーツしか食べられない状態なら、好きなだけ食べましょう。ただし、缶詰や砂糖漬けのフルーツの食べすぎには注意です。

カリウムは体の機能に関わる大切な栄養分

カリウムは、心拍の維持や炭水化物の代謝など、さまざまな体の機能に関わる大切な栄養分です。妊娠中には1日1600mgが安全で効果的なカリウムの摂取量です。でも、カリウムの錠剤を飲むことはおすすめできません。 バナナ、 アボカド、ジャガイモ、イチジクといった食品から摂るようにしましょう。

  • 妊娠8週の赤ちゃんは、体に比べて頭がかなり大きく 2頭身ですが、だいぶ人間の姿に近づいてき ました。医学的には、妊娠8週になると「胎芽」から「胎児」へと呼び方が変わります。 タツノオトシゴに似ていた時期もありましたが、やっと私たちの赤ちゃんらしくなってきました。

    Read More
  • 妊娠10週ごろの赤ちゃんは、個人差がほとんどない時期です。超音波検査(エコー)で、赤ちゃんの頭のてっぺんからおしりまでの長さ(頭殿長:CRL)を測ることで、今の時点での妊娠週数がほぼわかります。

    Read More