妊娠10週目

出産予定日まで210~204日
妊娠10週
  • 赤ちゃんの各器官の形が整ってきます
  • 骨と筋肉の発達が進みます
  • 手足のつめや髪の毛のもとが現れます
  • 皮膚が厚くなってきます
  • 全身運動がよく見られるようになります

妊娠10週の赤ちゃん

妊娠10週ごろの赤ちゃんは、個人差がほとんどない時期です。 超音波検査(エコー)で、赤ちゃんの頭のてっぺんからおしりまでの長さ頭殿長:CRLを測ることで、今の時点での妊娠週数がほぼわかります。 最終月経から計算した予定日とずれている場合は、予定日が変更されることもあるでしょう。体の外につくられていた腸は、お腹の中に移動し始めています。 大きくふくらんだお腹の中に、腸が適切に収まるのももうすぐです。

赤ちゃんの体は、ほとんどの器官ができあがって、形としては完成に近くなってきました。 主要な血管や、骨と骨をつなぐ関節も、 大人と同じような形になっています。見たからはわかりませんが、女の子は膣が発達して、男の子は睾丸ができるなど、細かな器官もできています。 そろそろ神経系の反応が活発になり、内臓の働きや体の動きをコントロールするための発達が本格的に始まります。 この時期、骨と筋肉も急成長しています。 最初はやわらかかった骨も、だんだんかたくなってきました。外見からも、骨格がしっかりしてきたのがわかります。

このころの赤ちゃんは、大きくふくらんでいるお腹の上あたりで腕を組んで、脚を交差させるような姿勢をよくしています。 骨格、筋肉、神経系が発達してくることに よって、赤ちゃんはさまざまな全身運動をするようになります。 腕や脚それぞれを曲げたり伸ばしたりするような動きもし始めます。 グーンと伸ばした脚が偶然に子宮の壁にふれ ると、反射的にキックすることも。これを 「キッキング」と呼んでいます。 ママは今はまだキッキングに気づかなくても、妊娠後期になると強いキックカに「痛いっ」となることもあります。

妊娠10週の症状

この頃になると、つわりもピークを越え、 吐き気や気持ち悪さが少しずつ落ち着いてくることから、食欲が出てくるかもしれません。 まだ食べ物やにおいに対して嫌悪感がある人も、たいていは18週(5ヵ月半ば)頃までにはよくなってくるでしょう。 生産される血液が増えるにつれ、足や乳房、お腹まわりの血管が透けて浮き上がって見えるかもしれません。 これは妊娠中にはよくあること。心配はいりません。 静脈瘤を防ぐためにも、サポート効果のある弾性ストッキングをはいたり、体重が増えすぎるのを防いだり、足を高い位置に上げたりして、血液循環を促しましょう。

妊娠中は、ほくろ、あざ、そばかす、儼跡、腟、外陰部などが黒ずむことがあります。これは妊娠中に起こる一時的なものです。 乳首の色素が灑<なるのは、母乳育児に備え、赤ちゃんが食事源を見つけやすいようにするためです。

妊娠中の体重増加の目安はママの妊娠前の体型によっで違ってきますが平均 すると8~10kgが理想です。 つわりの有無などで妊娠初期の体重の増え方は人それぞれですが、1週間で500g以内、1ヶ月で1~1.5kg 程度の増加を目安にしましょう。

妊娠10週目で流産する確率

妊娠したすべての女性のうち、約15%が流産を経験するというデータ報告があります。そのうち、約90%が妊娠12週までの流産するのですが、 さらにその約70%は妊娠9週目までに起こっています。妊娠10週目で流産を経験する女性も、 約5%いるといわれています。

妊娠10週に気をつけること

妊娠生活の中でしていいこと、やめたほう がいいことなど、知りたいことがたくさんあ ると思います。特に体に関することは、ロコミ情報だけに頼らず、専門家である医師にアドバイスを求めるのが安心です。

妊婦健診での問診は、ママと医師との貴重なコミュニケ ーションタイム。この機会を大切にしましょ う。聞きそびれないように、聞きたいことを手帳などにメモしたり、母子健康手帳に質問を書いた付せんを貼っておいたりしても。

妊娠10週目のお腹の張り、腹痛

子宮は筋肉でできていて、ふだんはやわらかくゆるんでいますが、何らかの原因で収縮してかたくなることがあります。このかたくなった状態をお腹の張りといいますが、もしお腹が張ったら、15~30分くらい横になって、安静にしてようすを見ましょう。 時々張ること自体は妊娠の生理現象なので、心配はありません。まだお腹の張りや痛みを意識するママは少ない時期ですが、流産など心配なトラブルのときにもよく自覚される症状なので、注意したいサインです。

カフェインに注意

コーヒーや紅茶、緑茶などを飲んでほっとひと息するリラックスタイムは、心を健康に保つ大切な時間です。ただ、これらの飲み物に含まれるカフェインは、血管を収縮させる作用があるので注意が必要。 薄めのものを1日2~3杯くらいなら大丈夫ですが、妊娠中は量を控えめにしましょう。できればカフェインレスのものを選ぶといいですね。

禁煙を

タバコは赤ちゃんの発育を妨げることがわかっているので、ママにはもちろん禁煙してほしいのですが、吸う人のそばに行くのも避けるようにしましょう。 タバコの煙に含まれる有害物質は、ママを通して赤ちゃんにも運ばれるので、さまざまなリスクが高まります。 パパなど家族がタバコを吸う場合は、禁煙してもらうか、喫煙のルールを決めるなどしてぜひ協力してもらいましょう。

妊娠10週の食事で気をつけること

赤ちゃんの骨の形成をサポートするために、1日600mgのカルシウムを摂りましょう。1日3回の食事と軽食に意識してカルシウムを取り入れると、この目安量を摂ることができるでしょう。 カルシウムを多く含む食品には次のようなものがあります。

  • 牛乳200cc(220mg)
  • プロセスチーズ25g(158mg)
  • しらす干し10g(51mg)
  • ひじき10g(140mg)
  • 切り干し大根20g(108mg)
  • イワシの丸干し2尾(114mg)
  • 煮干し中10尾(220mg)

塩分の取りすぎに注意

食塩に含まれるナトリウムは、体内の水分の量を規制したり、神経細胞の伝達や 筋肉の収縮を助ける働きがあり、体に必要なものです。 ただし、塩分の摂りすぎは体のむくみにつながるので、妊娠中は要注意です。ベーコンや薫製ハム、漬け物、ポテトチップスなど塩分を多く含む食べ物は控えめにしましょう。

妊娠中は甘いものに注意

妊娠中は砂糖で甘くした食品を食べる代わりに、最初から甘い食べ物(フルーツなど)を食べたり、体によいとされる代替甘味料であるオリゴ糖や糖アルコール(キシリトールなど)を使ってみましょう。 いずれも砂糖に比べるとエネルギーが低く、血糖値の気になる人にはおすすめです。でも、代替甘味料が加えられているジュースなどは、自然な食材の代わりに摂るべきではありません。

  • 妊娠9週の赤ちゃんはC字型に丸まっていた体が引き伸ばされ、 おなかにくっつくようにしていた頭部が、少し起きてきました。おしりについているしっぽも、だいぶ短くなってきています。超音波検査(エコー)でも、手足が丸く見えてくるようになります。

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  • 妊娠11週の赤ちゃんの両足を交互に出す反射が見られ代謝を調節する器官が働き始めます。赤ちゃんの成長とともに子宮も大きくなって、グレープフルーツ大になりました。下腹部につれるような軽い痛みや、足の付け根あたりに違和感を覚えることがあります。

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