妊娠初期をサポートします
妊娠15週

妊娠15週目出産予定日まで175~169日

  • 赤ちゃんは頭を回すようになります
  • 目や耳が定位置に移動し始めます
  • 足のつめが生えてきます
  • 髪の毛が生えてきます
  • 胎盤が完成するころです

妊娠15週の赤ちゃんの大きさ

超音波画像では、赤ちゃんの椎骨が1つずつくっきりと映った背骨や、黒い空洞のように映る心臓や胃を確認することもできるようになります。

液体は黒く映るので、赤ちゃんが羊水を飲んだ直後は胃がふくらんで見えたりします。 体のどの部分かわかりやすくなってくるころです。

目の位置が前のほうに移動し離れていた目の間が狭くなって、目は正面を向くように配置されます。耳も形を整えながら、本来あるべき場所に収まりつつあります。

3Dの超音波画像を見ると、なんとなく顔の印象がわかることもあります。 少し前のときよりも、目や鼻、口がはっきりしてきていると思います。

これからの時期は、どちらかというと、頭よりも体のほうが急成長していくようになります。 うなだれているような姿勢たった赤ちゃんの頭がまっすぐになります。 耳もあるべき位置に近づいています。足の指の爪も伸びてきます。

赤ちゃんは妊娠15週末で、身長はおよそ16cm、体重は110gくらいにまで成長しています。この2週間で2倍にもなった計算です。

ママと赤ちゃんをつなぐ大切な臓器で、赤ちゃんの唯一のよりどころになる胎盤もそろそろ完成です。 赤ちゃんの体の基本をつくる重要な時期もひと通り過ぎたので、これからは安心できるステージに入ります。

赤ちゃんは胎盤から栄養をもらって、ぐんぐん大きくなっていくでしょう。

妊娠15週のママの症状

この3ヶ月間で、ママの体重はさらに増えるでしょう。 赤ちゃんが急激に発達するこの時期は、ママの体も胎児の成長分や出産・出産後に備えて体重が増えやすくなっているのです。

体重の増えすぎには注意してください。出産後に元の体重に戻すのが難しくなるたけでなく、妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の恐れがあります。

子宮は大きくなるにつれて、骨盤の上のほうに上がってきます。膀胱への圧迫が少なくなるので、尿もれや頻尿などの症状がやわらぐことがあります。

子宮がもっと大きくなってくると、また膀胱への圧迫が強まるのですが、今は少しラクになることを喜びましょう。

子宮は新生児の頭くらいの大きさになります。 おへその下ぐらいまでくるので、下腹部がふっくらしてきたのが実感できるでしょう。

洋服や下着が少しきついと感じ始めたら、着ていてラクなマタニティ用ものにチェンジしましょう。

子宮の向きが変わり膀胱への圧力が減るため頻繁にトイレに行く必要がなくなりそうです。 妊娠後期に入ると、トイレに行く回数が再び増えてきます。

外出中にきれいとはいえないトイレを使う可能性があることを考えで、つねにティッシュや便座シートを携帯しておくといいでしょう。 便秘にも気をつけてください。

妊娠初期に意識して摂取したい葉酸

妊娠中に意識して取り入れたい栄養素のひとつに葉酸があります。葉酸はビタミンB群の一種で、赤ちゃんの脳と神経系の発達に大切なものです。

ママの体にとっても大切なもので、貧血を防ぎ、疲労回復や食欲増進、精神安定の働きがあります。

妊娠初期の女性は、お腹の赤ちゃんの脊髄や脳の発達を助けるために、1日440μgの葉酸を摂るようにすすめられています。

葉酸は、食事でも補給できますが、オーガニックの葉酸サプリから摂るほうが体に吸収されやすくなります。

妊娠15週に気をつけること

妊娠中にりんご病(伝染性紅斑)に感染すると、まれに赤ちゃんにむくみが出る胎児水腫になり、流産や早産につながることがあります。

免疫がない場合は感染に気をつけたいところですが、感染するのは患者に症状が出る前の潜伏期間なので、接触を避けるというのは難しいでしょう。 流行状況などの情報については意識してください。

スキンケア対策

できればトラブルのない肌をキープしたいものです。 妊娠前のスキンケアにこだわらず、自分の今の肌質に合わせてスキンケア用品を選ぶことが大切です。

スキンケアの基本は、清潔&保湿です。さらに、忘れてならないのが紫外線対策。 妊娠中は新たなシミ、ソバカスができやすいもの。油断しないでしっかりガードしましょう。

妊娠中の鼻ずまり&鼻血

血液の生産量の増加と、エストロゲンの作用で、鼻血が出やすくなったり、鼻がつまったりするかもしれません。 エストロゲンには、鼻の粘膜を膨張させる働きがあるからです。

鼻血が出たら、鼻の横(鼻骨の半分の位置より少し下のところ)を強く押すと出血が止まります。 頭は少し後ろにのけぞらせましょう。

妊娠中は鼻の粘膜が膨張するため鼻づまりが起きやすくなります。 とくに暖房を使い、室内に温かくて乾燥した空気が循環する寒い時期には注意が必要。

加湿器を使う、濡れたタオルを干すなど、乾燥対策をしましょう。 風邪をひいている場合も、家の中が暖かすぎると鼻づまりの症状を重くします。耳に何かがつまっているように感じる場合もあります。

鼻や耳のつまりに加え、痛みや熱、風邪のような症状がある場合は風邪やインフルエンザに感染している恐れもあります。 病院に行きましょう。

ママに熱があると、胎児の環境の温度も上がります。薬を飲む前に、必ず主治医に相談しましょう。

お腹の痛み

子宮を支えている靭帯が伸びる時に、お腹に痛みを感じることがあるかもしれません。 立っているよりも座っているほうが、体が楽かもしれません。

痛みを和らげるために、イスやペッドから立ち上がる時には、膝を大きく広げるようにしましょう。 さらに、温かいお風呂に入ったり、暖め効果のあるパッド等を使い、下腹部や背中の筋肉をリラックスさせるのも効果的です。

ただし、37°C以上のジャグジーやサウナは避けましょう。

妊娠15週の食事で気をつけること

さまざまな栄養素を過不足なくとるためには、食材の種類を多くするのがポイントです。 「ごはんやパンなどの主食十具だくさんの汁もの十主菜十副菜2品」を献立の基本とし、同じ食材を使わないよう工夫すると、自然に多くの食材をとることができます。

理想は、1日トータルで30品目の食材をとることといわれています。 少しハードルが高いかもしれませんが、ママはもちろん家族の健康にもつながることですから、まずは「安産のために」を目標にトライしてみてください。

妊娠中に意識して摂取したいおもな栄養素は、鉄分、カルシウム、タンパク質、ビタミンです。 これらを摂るために、レバー、緑黄色野菜、牛乳・乳製品、小魚、大豆製品を積極的に食べましょう。

ビタミンAについて

ビタミンAを豊富に含む食べ物には、うなぎの蒲焼き(1串で1500μgRE)、豚レバー(50gで6500μgRE)、かぼちや(60 gで396μgRE)などがあります。 妊娠中のビタミンAの1日の摂取目安量は、妊娠していない女性に比べて70μgRE多い670μgRE。でもそれ以上摂取すると、体にとって有害になることもあります。

※μgRE……ビタミンAの所要菫を表す単位。 REはレチノール当量。

玄米、胚芽米、全粒小麦粉

胚芽や皮などを取り除いていない全粒製品(玄米、胚芽米、全粒小麦粉など)や、豆など種でできている野菜には、鉄分やタンパク質が豊富です。 妊娠中の食事には、こうした食材を積極的に取り入れましょう。

フルーツの皮は食べない

ママと赤ちゃんの安全のためにも、妊娠中は、有機農法で栽培されたフルーツや、バナナやメロン、パイナップルのように、皮をむいて食べるフルーツを口にすると安心です。 そうすれば、気づかないうちに除草薬や農薬を口にしてしまう危険を防ぐことができます。

赤血球を生産するビタミンB12

ビタミンB12は神経繊維を守り、神経システムの成長を助け、赤血球を生産します。 妊娠中のビタミンB12の摂取目安量は1日2.8μg。日常的に卵、肉、乳製品を食べている人は、ビタミンB12は足りています。

徹底したベジタリアンの人は、ビタミンB12が入っている豆乳を飲みましょう。

  1. mamate

    妊娠初期の症状や気をつけること、また管理栄養士が監修した葉酸サプリを紹介しています。厚生労働省は、妊娠の可能性がある女性は、 食事での葉酸摂取に加えて、サプリメントなどによる1日400μgの葉酸摂取を推奨しています。