精子とタバコの関係

精子とタバコ

カナダの研究では、夫が喫煙者だと体外受精の妊娠率が半分以下になるというデータも示されています。 タバコを吸うか吸わないかで、妊娠に差が出てしまいす。 「以前は吸っていたが、今はもう禁煙した」 と安心している方も多いでしょうが、喫煙によって精子のおおもとの細胞ヘダメージがあると、そこからつくられる精子にも異常が出てくる可能性があるので、喫煙歴をまったく無視できるわけではありません。 でも、精子はどんどん新しくつくられていきます。精子がつくられ始めてから出てくるまでには3ヵ月程度かかるので、禁煙から3ヵ月以上経過した精子は喫煙による影響は少なくなっているとはいえます。

電子タバコは精子に無害?

またアイコスなどの電子タバコも無害ではありません。電子タバコには二コチンやホルムアルデヒドなどが含まれているものもあるので、「電子タバコだからOK」 はまちがいです。 日本肺癌学会も「電子タバコは禁煙の役には立ちません」としています。 妊活中でもタバコをやめない夫のなかに は、十分な知識を持だない人が多いかもしれません。 こうした現実を知ったうえで、 それでもまだ喫煙するかどうかです。

タバコは精子の濃度や運動率に深刻なダメージがあります

男性の場合は喫煙により精子濃度が15~25%ほど減少、精子の運動率も10~17%ほど減るといわれています。 また、奇形精子率も十数%くらいふえてしまうという報告も。 精子の状態がすべて喫煙によって悪いほうに傾いてしまうのです。夫がタバコを吸っていると受精率が落ち、結果 的に妊娠率も落ちてしまいます。 また、男性不妊の原因にもなります。妊活にとっていいことは何ひとつありません。

血流が悪くなって、タバコEDやを引き起こす

タバコに含まれる二コチンには血管収縮作用 があるので血流が悪くなり、ED(勃起不全)の原因になることもあります。 ED患者の80%が喫煙者というデータもあるほど。二コチンはほかにも血圧の上昇や心拍数の増加など、身体 ダメージ作用があります。 また、喫煙は精巣へも悪影響を与え、男性ホルモンも低下します。

タバコが寿命を10年縮める!

喫煙による年間死者数は世界で500万~600万人、日本で20万人といわれてい ます。 目・鼻・のどへの刺激、頭痛、せきなどのほか、肺がんやその他の悪性腫 瘍、狭心症や心筋梗塞などの心臓疾患、ぜんそくなどの呼吸器疾患、脳卒中、糖尿病などの重篤な病気の原因になることもわかっています。 まさに「百害あって一利 なし」。妊活のためにはもちろん、自身の健康のためにもタバコは今すぐやめるべきです。

副流煙、妻、妊娠への影響

精子の奇形率が高い

卵子が早く減り閉経が早まってしまう

ただでさえ自然に減っていく卵子は、 最終的には50才前後で1000個以下になり、閉経が起きます。 それが喫煙や受動喫煙の経験がある女性の場合は卵子の減少速度が早まるため、閉経の年齢も早まってしまうことに。 高レベルの受動喫煙にさらされていた女性は、喫煙 も受動喫煙もない女性にくらべて、閉経が13ヵ月早かったという報告もあります。

卵子がダメージを受けて死んでしまう

喫煙や受動喫煙によって卵子自体がダメージを受けて死んでいってしまいます。卵子の数はそもそも女性がお母さ んのおなかの中にいるころがピーク。 生まれて以降は減る一方で、新しくはつく られません。 そのうえ喫煙や受動喫煙でその減少速度が加速し、卵巣機能 が低下。だから体外受精をしても採卵 数の平均値は下がってしまいます。

タバコが着床の障害に!その結果、妊娠率も低下

喫煙・受動喫煙は着床の環境にも影響 を与えます。妊娠のためにはちゃんとした受精卵がよい環境で子宮内膜にくっつかなければいけないわけですが、喫煙している人のほうが着床率が悪くなるという研究結果が出ています。 喫煙によって受精卵そのも のに問題が発生十受け入れる子宮内の着床 環境の悪化で、ますます妊娠しにくくなる わけです。これは受動喫煙でも同じです。

副流煙、赤ちゃんへの影響

精子の奇形率が高い

赤ちゃんの先天異常の発生率が上昇

喫煙によって明らに増加する先天異常に無脳症があります。これは脳が形成されず、生まれても育つことはできない病気。 ほかには二分脊椎や口唇口蓋裂などの先天異常も。全体の20~ 30%くらいの先天異常が喫煙が原因となっている可能性も指摘されています。

子どもの性格にまでタバコが影響する

喫煙や受動喫煙によって卵子自体がダメージを受けて死んでいってしまいます。卵子の数はそもそも女性がお母さんのおなかの中にいるころがピーク。 生まれて以降は減る一方で、新しくはつく られません。 そのうえ喫煙や受動喫煙でその減少速度が加速し、卵巣機能 が低下。だから体外受精をしても採卵 数の平均値は下がってしまいます。

妊娠・出生後にもこんなリスクが!

乳幼児突然死症候群で子どもを亡くした親の多くが、喫煙者あるいは受動喫 煙の人という報告も。聞けば聞くほど恐ろしくなるようなデータばかり!

  • 無脳症の発生頻度が増加
  • 口唇口蓋裂のリスクが倍に
  • 乳幼児突然死症候群になる可能性が上昇
  • アトピー性皮膚炎やぜんそくになる可能性が上昇
  • 学習障害や発達障害の発生頻度が増加