男性不妊になりやすい人をチェック

この記事は北九州の病院の泌尿器科で働く男性不妊専門医が監修しています
男性不妊になりやすい人チェック

WHOの調査では、不妊カップルの半分は男性側に原因があることがわかっています。 気になることはありませんか?

精子の詳しい状態は検査してみないと詳しいことはわかりませんが、これまでの病歴や生活習慣などから、男性不妊になりやすい人をチェックできます。

勃起や射精などの性機能、精子の生産に大きくかかわる睾丸(こうがん)の状態をチェックしましょう。

精巣(陰嚢)が小さい、または左右の大きさが違う

精子をつくる機能が低下する精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)の可能性があります

精巣(せいそう)が小さい人は精細管(せいさいかん)の数が少ないため、 精子の量も少ない傾向があります。

左右の陰嚢(いんのう)の大きさが違う人は、精巣からの静脈の血液が滞ってこぶ状にふくらむ精索静脈瘤の可能性も考えられます。

静脈瑠は左側の陰嚢にできる事が多く精索静脈瘤があると陰嚢を触ったときにモコモコした感じがします。

  • 精巣の長径が3cm以下
  • 左右の陰嚢に違いがある
  • 長時間、椅子に座っていると陰嚢が痛む

思春期以降におたふくかぜにかかった

精子をつくる機能に影響することがあります

思春期以降におたふくかぜにかかると、睾丸炎(こうがんえん)になることがあります。おたふく風邪発症後に、睾丸の腫れや赤みと急激な痛みが現れる症状です。

睾丸炎はおたふくかぜにかかった男性の約10〜30%に起こります。睾丸炎から生殖能力の障害に発展するのは10%程度だと報告されています。

  • 思春期以降におたふく風邪になって精巣が腫れた

停留精巣(ていりゅうせいそう)の手術をしたことがある

精子をつくる機能に問題あることがあります

幼少時に精巣をおろす手術(停留精巣の手術)をしていたり、 停留精巣が見つからないまま大人になると、 造精機能が低下することがあります。

睾丸は熱に弱いので体の外側にぶら下がっているので、腹腔にあると造物機能は失われてしまいます。

  • 睾丸を下ろす手術をしたことがある

そけいヘルニアの手術をしたことがある

精子を運ぶ通路が詰まっている可能性があります

そけいヘルニアの手術の処理で、誤って精管を閉じてしまったり、術後の癒着で精管が閉塞してしまうと、精子が通過できなくな って、不妊の原因になることが。

子どものころに手術したかどうか確認しましょう。全国調査によれば、手術した側の精管の、実に25%が閉塞しているといいます。

  • 鼠径ヘルニアの手術を受けたことがある

性病にかかったことがある

無精子の可能性があります

性感染症の経験があると、精液の中に白血球が多い「膿精液症(のうせいえきしょう)」になる可能性が高いといわれています。精液中の白血球は精子機能を低下させます。

また、尿道炎から精巣上体炎(副睾丸炎)を併発すると、精路がふさがり、無精子症になることも。

パートナーに感染すると、女性側の不妊の原因につながることもあるので要注意です。

  • 淋菌性尿道炎(りんきんせいにょうどうえん)になったことがある
  • クラミジア性尿道炎になったことがある

精液の量が1ミリリットル以下

精子の数が少ない

一般的に精液の量は2ml程度です。1ml以下の場合は含まれる精子の数も少なくなるため、その分妊娠しにくくなります。

また、先天性精管欠損症の可能性があります。先天性精管欠損(せいてんせいせかんけっそん)、は生まれつき精管が備わっておらず、精子は精巣内に閉じこめられた状態です。.

  • 1回の射精で出る精液の量は約2ml以下

タバコを吸う

精子の数や運動率が下がることがあります

タバコを吸う人は吸わない人にくらべて精子の数や運動率が低いといわれています。

喫煙による酸化ストレスで精子のDNAの構造 が傷つけられるおそれもあります。

  • 喫煙している

原因不明の男性不妊にオススメのサプリメント、マイシード

男性妊活サプリ

男性不妊の原因は、精子をつくる機能に問題があるものが大半を占めています。また、その原因が特定できるものも少なく、原因不明であることが6割以上だといわれています。

原因不明の男性不妊は日々の不摂生が、性欲や精子の運動率・数に影響を与え、一時的に不妊の状態になっているかもしれません。

原因不明の男性不妊の場合、無精子症などの問題を抱える人以外は、生活習慣の見直しやサプリメントの服用によって、かなりの改善が望めます。

男性の妊活サプリには亜鉛とコエンザイムQ10がふんだんに含まれているマイシードがおすすめです。

マイシードは男性不妊に特化した栄養面や安全性が評価され、国内でも有数の不妊治療専門の英ウィメンズクリニックで使用されているサプリメントです。

男性不妊になりやすいスポーツはある?

激しすぎるスポーツが精子力を衰えさせる

適度な運動、ウォーキングなどが健康にいいのは言うまでもなく、スポーツに親しんだり、筋トレも健康増進のためには、お勧めです。

しかし、激しすぎるスポーツ、マラソンやトライアスロンなどは「元気な精子力」という面からは黄色信号です。 運動によって体内の活性酸素の量が著しく増え、それが精子の状態にも影響するからです。精液検査では、とくに奇形精子の割合が増えることがわかっています。

また前傾姿勢になるスポーツタイプのロードレーサーなどの自転車で毎日長距離を走るのは注意が必要です。前傾姿勢になるほど、自転車のサドルが男性器の近くの会陰(ペニスの付け根と肛門の間)に当たり、血流が悪くなります。

その状態で何十キロも走れば、男性器、とくにペニスへの血管を損傷するおそれがあり、これがEDにつながることになります。

長時間の自転車に乗るとはサドルが会陰を剌激して、前立腺の炎症を招くおそれもあります。前立腺が炎症を起こせば、精液中に白血球が混じり込み、精子の運動率が低下します。

さらに、精液中の白血球から出てくる活性酸素は強力な酸化作用を持っているので、精子内のDNAの断片化が起こることになります。こうした炎症が原因で無精子症を引き起こす可能性さえあります。

男性器が小さい方がに男性不妊になりやすい?

ペニス(陰茎)が大きいか小さいかは精子力、いわば「妊娠させる能力」には関係がないといわれています。 勃起して、膣内で射精できれば問題ありません。つまり、射精や精子の能力とモノの大小・長短には相関関係はないということです。
ただ極端に小さいペニス、いわゆるマイクロペニスは、勃起が不十分であったり、膣内挿入が困難なため、射精や妊娠には問題があります。現代は「膣内で射精できないこと」のほうがよほど大きな問題です。

日本人男性の勃起時の平均的なサイズは、測定方法によって異なります。下腹部の脂肪の厚みの影響を避けるため、恥骨に強く物差しを押しつけて測定する「Bone pressed method」によって測定する必要があります。

また、医療従事者が測定した場合と、ウェブ調査のように匿名’自己申告(アンケート)で調査した場合とでは、大きな差があります。

コンドームメーカーであるオカモトがアンケートで行った調査では、日本人成人男性の勃起時のぺ二スの長さは平均15.1cm、また、2000年に行われたウェブ調査では14.6cmでした。しかし、医師が測定した場合は12.7cmと報告されているものもあるようです。

男性不妊になりやすい職業は?

パソコンを長時間使う職業やストレス、疲れがたまる職業は注意が必要

男性不妊になりやすい職業1.ストレス、疲れがたまる職業

ストレスによって精子をつくる能力が低下したり、精子をつくるプロセスに問題が起こるため、精子の数が減ったり、運動率が低下することがあります。

またストレスによって、性欲そのものが低下したり、不妊治療そのものがプレッシャーになり、セックスができなくなるケースも少なくありません。

相模ゴムエ業株式会社が行った調査(ニッポンのセックス2013)では、「セックスをしたくないと思う理由」として、「面倒くさい」「疲れている」「性欲がない」が挙がっています。

労働時間によるストレスや、セックスを避けてしまう理由の多くが「疲れ」であるということは、男性不妊につながりやすくなります。

男性不妊になりやすい職業2.パソコンを使う職業

パソコンを使う職業で家で仕事をするときにノートパソコンを膝の上で使うのはよくありません。パソコンをひざにのせて1時間経過したあとの陰嚢(いんのう)の温度を調べると、平均2.1℃上昇することが研究で報告されています。

研究者によると陰嚢、精巣の温度がたった1℃上昇するだけで、精子の数が最大で40%も減少するとも言われており、精巣や睾丸を過度に温めることは精子の質の低下や精子の正常形態の異常をもたらす恐れがあります。

男性不妊になりやすい人はセックスに問題がある?

精子の数や運動率が下がることがあります
ED(勃起障害)

セックスのとき勃起しない

勃起が続かない症状を勃起障害 (ED)といいいます。 マスターベーションは可能ですが、性交渉のときはダメというパターンも多いです。典型的な例は男性が性交渉に神経質になっていることです。EDは糖尿病などが原因でなることもあります。

  • セックスのときに十分に勃起しない

セックスのとき射精ができない

射精障害(しゃせいしょうがい)。勃起はするものの、射精ができない状態です。 「セックス時に射精できない」「まったく射精がない」など、自覚症状があります。

射精障害は、逆行性射精(ぎゃくこうせいしゃせい)や腟内射精ができないなどがあり、逆行性射精で は、射精感はあっでも精液量が少ないことが特徴です。

また、最近では腟内射精障害(ちつないしゃせいしょうがい)が増えてきています。

  • 膣内で射精できない
  • 中折れする
  • 出典元:我が国における男性不妊に対する検査・治療に関する調査研究
    監修: 横浜市立大学附属市民総合医療センター 生殖医療センター 部長 湯村 寧 (日本生殖医学会男性不妊専門医)

男性不妊専門医 男性の妊活をサポート| FORTIES

この記事は男性不妊をサポートする情報メディアサイトとして医師、泌尿器科の男性不妊専門医が監修のもとに男性の妊活をサポートが加筆・修正し掲載しました(2018.08.11)

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