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男性不妊の症状

男性不妊の症状

精液検査などからみられる男性不妊となる症状には、さまざまあります。無精子症にも造精機能の問題がある場合や精路に問題があって起きている場合があり、症状の違いもあります。

また、乏精子症についても同様です。男性に起こる不妊原因の症状を紹介します。それぞれ、何が起こっているのかを知ることが大切です。

乏精子症

精液中に精子はいるものの、その数が少ないという症状。精液検査の精子濃度が1500万/ml未満の場合、乏精子症と診断されます。乏精子症になる理由のーつとして、精索静脈瘤があります。

軽度の場合は、タイミング法や人工授精、妊娠しない場合は体外受精や顕微授精が行なわれます。

精索静脈瘤

増加傾向が指摘されている精索静脈瘤(精巣の静脈の血液が逆流し、こぶのようなものができた状態)という症状は、日帰り手術や3日程度の入院で治療できます。男性側の治療は泌尿器科で行われます。精索静脈瘤は手術すれば80%以上の確率で改善が見られます。

精子無力症

前進する精子が40%未満の場合、無力精子症と診断されます。精子の運動性には、前進、旋回、振り子などがありますが、問題となるのは前進する精子がどれだけいるかということです。

前進する精子が少ないということは、卵子へ到達する精子が少ないということ、また到達しても尾が振れず、卵の透明帯を通過できないということへつながり、受精障害の要因となります。

おたふく風邪や高熱による精巣の炎症、また精嚢や前立腺などの副性器に炎症がある膿精子症を併発していることもあります。

しかしこのような後天的な原因よりも、殆どは先天的なものだといわれ、体外受精や顕微授精が適応となることもあります。

膿精液症

精液lml内に100万以上の白血球が存在する場合、膿精液症と診断されます。クラミジア感染、結核菌などにより精路のどこかに炎症を起こしたことが原因で、精液中の白血球数が増え、精子の運動率を低下させ、受精困難となります。

抗生物質などを服用することによって精液中の白血球数が減少していきます。膿精液症の場合、体外受精をしても受精率が低く、また胚盤胞への到達率が低下するという報告もあり、体外受精、顕微授精を行なう場合には、膿精液症の治療を十分にする必要があります。

閉塞性無精子症

精巣で精子がつくられていても、精子の通り道(精管)が何らかの原因で塞がれていて精子が外に出られない状態。生まれつき精管が狭い人や精巣上体炎などが主な原因ですが、原因不明の場合もあります。

精路を通す精路再建術を行なうことで改善が望め、術後が良好であれば自然妊娠の可能性も あります。

非閉塞性無精子症

精子をつくりだす精巣そのものに問題がある症状。精子の通り道に閉塞がなく、複数回の精液検査をしても射精精液中に精子が確認できない場合に診断されます。

ほんのわずかでも精子がつくられていれば、精巣から直接精子を回収する手術(TESE、MD-TESE)が行なわれます。そこで回収できれば顕微授精を行ないます。

奇形精子症

精子の奇形は、頭部の大きさや形、尾部の形や本数などがあり、男性ならどなたにもあるものですが、正常な形の精子が4%未満の場合を奇形精子症といいます。

奇形精子症と診断されても、自然妊娠が不可能というわけではありませんが、特に頭部に奇形を持っている割合が多い場合などには妊娠率が下がる傾向にあるため顕微授精が対象になります。

その際にできる限り形態のよい運動精子を選ぶことで受精、妊娠が可能になります。また「精子に奇形がある=奇形児、障害児が生まれる」ではなく、あくまでも精子の形態異常をいいます。

逆行性射精

精液が外尿道口より射精(順行)されず、膀胱に逆行すること逆行性射精といいます。性行為も正常に行なえ、射精感もあるにもかかわらず射精された精液が少ないことから、十分な射精感のあったマスターベーション直後の尿検査で尿中に精子が認められることでわかります。

糖尿病や脊髄損傷が要因になっていることもありますが、原因がわからないこともあります。膀胱頸部を閉じる作用のある薬(抗うつ剤など)を服用することによって改善がみられるケースもあります。

改善できなかった場合には、マスターベーション後に膀胱内に射精された精液を回収し、その程度によって人工授精や体外受精などを行います。

精子死滅症

射精された精液の中の精子が動かず、そのほとんどが死んでしまっている場合、精子死滅症といいます。精子のほとんどが生きているが動いていない場合は、精子不動症といいます。

もともと精子となる細胞自体に何らかの原因があるのではないかとされるケースと精巣上体の分泌液に異常があり精子が死んでしまうケースなどがありますが、原因はよくわかっていません。

何度か採精することで生きた精子がみつかることもあり、その精子で顕微授精を行うことで妊娠が期待できます。何度採精しても生きた精子が見つからない場合は、TESEなどを行うことで生きた精子が見つかるケースも多いようです。この精子で顕微授精することで妊娠が期待できます。

勃起不全(ED)

十分な勃起が得られないか、または維持できないために満足な性行為を行えない状態を勃起不全といいます。心因性で起こる場合を機能性勃起障害といい、心理的要因はなく勃起しないことを器質性勃起障害といい、機能性勃起障害と器 質性勃起障害の特徴を合わせ持つ勃起障害を混合性勃起障害といいます。

機能性勃起障害の場合、心療内科への受診、またはカウンセリングで、トラウマや心理的ストレスなどを取り除くことも必要です。器質性勃起障害の場合、神経性(糖尿病など)、血管性、内分泌性(ホルモンなど)、薬物性といった様々な要因があり、もとになっている病気を改善させることが重要です。

陰茎海綿体に直接作用をして勃起を持続させるバイアグラは。機能性、器質性、混合性にも効果が認められています。

染色体異常

染色体の異常による不妊治療は、いろいろな難しい問題を含んでいます。染色体異常による無精子症であってもTESEにより精子が回収できれば妊娠に至るケースもあります。

しかし根本的に染色体異常を治療することはできないため、精子が採取できても、妊娠に至らないこと、またその遺伝的な問題を完全にクリアすることはできません。染色体には、性染色体と常染色体があり、性染色体異常による不妊原因にクラインフェルター症候群があります。

過剰なX染色体を持ち、精巣の萎縮、女性のような乳房、無精子症などが特徴的で、外性器の発達はほぽ正常です。TESEの成功率は30代前半までが高いようです。

また常染色体上の転座(染色体の数には異常はなく、一部で入れ代わっている状態)が認められる場合は、不妊よりも不育症が心配されるケースです。

  1. E.T

    精液検査の結果、基準値の5分の1で妊娠は難しいといわれ愕然。そこから男性不妊を克服して自然妊娠。男性不妊だった時の経験、セルフケア、情報をまとめていこうと思います。よろしくお願い致します。