男性不妊とEDをサポートします
男性不妊の改善

男性不妊は改善できる

男性不妊の原因のもっとも多い造精機能障害のうち半数以上は原因不明の不妊症、3割を精索静脈瘤がしめています。 精索静脈瘤は精巣の上部にできる静脈の「こぶ」ですが、薬や手術で多くの方が精液所見を改善できます。

原因不明だからといって男性不妊の改善が出来ないわけではなく、無精子症などの問題を抱える人以外は生活習慣、食事の見直し、サプリメントなどによって男性不妊が改善される可能性があります。

また精子検査によって特に男性側に問題がなかった場合も、ふだんの生活で注意するだけで妊娠しやすくなります。

ここでは病院の治療以外でできる男性不妊を改善する方法について紹介します。

男性不妊を改善するための体質改善

精子のもとである精原細胞が精子になるまで2か月半ほどかかります。その後、精巣の後ろ惻に移動、貯蔵されるまでの約2週間を合わせると、精子の生産から射精まで約3か月間を要します。

精子の遺伝子にダメージを与えるような生活習慣を見直し、健康に悪い食べ物やたばこを遠ざけ体質を改善すれば、3か月後から精子の質は改善できます。

禁煙する

ブラジルの大学で、112名の男性不妊患者と10名の健康な男性の精液調査を実施。前者の抗酸化酵素濃度は後者よりも低く、喫煙する男性ほど精子の抗酸化酵素濃度が低かった。濃度が低いほど精子数や運動率も低く、白血球の数が多い結果に。

禁煙してたった24~36時間で陰茎の血流が改善したという報告も出ているほど、禁煙の効果は絶大です。

喫煙は妻の受動喫煙のリスクを高め夫婦ともに体内環境を悪くする要因に。子どもが授かったあとの健康管理も含めなるべく禁煙する意識を持ったほうがよさそうです。

適度な運動をする

運動不足や肥満予防にウォーキングなどの運動をスタート。 1日50回ずつスクワットをすることをおすすめします。 下半身の筋力アップと同時に、就寝時間を早めることも大切です。

スポーツジムに行くのが理想的ですが激しい運動はNG。コルドバ大学では、16名の運動習慣のある男性と、29名のアスリート(ポロやトライアスロン選手)を調査。

精子の正常形態率が、前者は平均15.7%に対し、ポロ選手9.7%、トライアスロン選手4.7%となった。精子濃度も運動強度が高まるほど少ない結果になったそうです。

下着をトランクスに

英マンチェスター大学と英シェフィールド大学の共同調査によると、ボクサーパンツなどタイトな下着をはいている男性の精子数は、そうでない男性より少なかったそうです。

ブリーフでは体温がこもり精巣の温度が上昇しやすいので温度上昇を避けるには、通気性のよいトランクスがおすすめです。

太りすぎなら標準体重を目指す。

男性のBMIが大きいほど、精子の数や運動率が低下する傾向にあることが、ユタ大学で明らかに。 526名を調査したところ、乏精子症は、標準体重のグループでは5.32%に対し、肥満では15.62%になった。精子無力症に関しても同じような差があったそうです。

ノートパソコンを膝の上で使わない

ニューヨーク州立大学の生殖医療研究者が、29人の男性を調査。パソコンをひざにのせて1時間経過したあとの陰嚢の温度を調べると、平均2.1度上昇していることを確認しました。陰嚢の温度が高まると、精子の産生能力が低下するといわれています。

サウナを控える

熱めのお風呂や長風呂はさけるほか、サウナの利用もひかえる。 温度が高いサウナは熱に弱い精巣が温まって中の精子が弱くなります。 睾丸が精子を作るのに最適な32~33度を保つのが大切。

男性不妊症の患者さんのうち、熱いお風呂に週30分以上、3ヵ月以上入っている人に、その習慣をやめてもらったところ、3ヵ月で45%の人で、総運動精子数(精液量×精子濃度×運動率)が2倍以上に改善したという報告があります。

ストレスをためない

強いストレスは奇形精子をふやすとの報告があります。また1995年の阪神淡路大震災による影響で乏精子症になったという人がいました。検査の結果、震度4以下の地域では精子の数に変化はなく、震度6以上の地域では精子数や運動率が大幅に低下していたそうです。

家屋の倒壊など身内による犠牲者など、過度のストレスによって精子が減少したようです。仕事などによる過度のストレスもなるべく避けたほうがいいですね。

睾丸を冷やす

精巣が精子をつくるための理想的な温度は31~33度と、体温よりやや低め。 そのため、睾丸を冷やすと精巣の働きが活発になるといわれています。

入浴中に体温よりやや冷たい温水をおけに溜めて5~10分冷やしてみてください。

睾丸をマッサージ

起床時、寝る前、睾丸を3分間手で軽くもむ、マッサージする(他人の手でも可)

自転車に乗らない

硬いサドルが精巣を圧迫する自転車、バイクに長時間のると、血流が悪くなり、精子が微小なダメージを受けることがあります。

ピロリ菌や歯周病も要チェック

癌の発生率を高めることで有名なピロり菌が、実は精子にとってもよくないそうです。ピロリ菌に感染していると精子の運動率が低下するといわれています。

実際、男性不妊の方がピロリ菌の検査をすると保菌者が多く、除菌をすると精子の状態がよくなるというデータがあります。また、歯周病もよくないとされています。歯周病菌が精子の状態を悪化させることがわかっています。

セックスの回数を増やす

コンドームの大手メーカー、デュレックス社がに世界規膜で調査した1年間のセックスの回数、1位はギリシャで138回、2位はクロアチア134回、3位はセルビアモンテネグロ、128回、4位はブルガリア127回。5位は、チェコとフランスで120回です。

日本は、調査している国の中では最下位で45回。つまり月4回弱というとことです。セックスの満足度も低く24%(世界平均は44%)。

セックスの回数が少なければ、妊娠のチャンスも少なくなります。セックスの回数が他国と比べて極端に少ない日本は、もともと妊娠しにくい環境といえると思います。

妊娠を望むなら、まずはもっとセックスの回数を増やすことが重要です。

日本人のセックスレスは生活環境(仕事環境・住環境)が影響している?

日本家族計画協会が男女の生活と意識に関する調査(2008年版)で、セックスレスと就労時間の関係を調べたところ、「セックスレスの男性は63%が週49時間以上働いており、セックスレスでない男性の49%と有意な差があった」ということでした(週60時間以上の労働は過労死ラインと呼ばれています)。

また、相模ゴムエ業株式会社が行った調査(ニッポンのセックス2013)では、「セックスをしたくないと思う理由」として、「面倒くさい」「疲れている」「性欲がない」が挙がっています。

労働時間による影響や、セックスを避けてしまう理由の多くが「疲れ」であるということは、セックスへの意欲が薄れてしまう「生活習慣」を改善するしかありません。

理想の禁欲期間は2~3日、長すぎると精子の運動率は低下する

自然妊娠を目指す方の理想は禁欲2~3日です。精液検査前のベストな禁欲期間も同じです。射精後3日も経てば、精子の数は十分回復します。

期間が短すぎると精液量が少なくなることがあり、また反対に長すぎると精子運動率の低下がみられます。

さらには、精子のDNA損傷率が高くなることも実証されていて、原因不明の不妊に悩むカップルにはまず禁欲期間を短くするほうがいいです。

精子の生存期間は3日間であり、それ以上過ぎると死滅精子となり、徐々に融解していきます。3日以上溜めたところで、死滅精子(非運動精子)が増え、これが活きのいい精子の進路を邪魔する可能性があります。

禁欲期間は5日<らいあった方がいいとよく聞きますが、実は禁欲期間はなくても犬丈夫ということがわかっ てきました。

人工授精の妊娠率を禁欲期間の儲け方で調査した結果、2日以下の場合が11.27%、3日から5日の場合は6.07%、5日以上の場合で7.25%だったという報告があります。

1日禁欲したあとの精子が最も質が高い

イスラエルの大学の研究で、1日禁欲したあとの精子状態が最もよく、長く禁欲すると精子の数が減ってしまうことが、精液サンプル調査で明らかになりました。正常な精子・運動精子の割合はそれぞれ、1日の禁欲後がすぐれていたそうです。

排卵日のタイミングを意識するよりも、タイミングを気にせず2~3日に1日、リラックスして夫婦生活を楽しむほうが、最も妊娠しやすいといえるかもしれません。 

排卵日がプレッシャーになる場合

パートナーである女性が真剣に妊活を始めると、強すぎるプレッシャーでEDの原因になってしまうこともあります。「この日」と指定されたセックスにプレッシャーを感じるようなら、タイミングをはかるのではなく、日常的にセックスしておく方がプレッシャーは少ないかもしれません。

さらに、日常的なセックスは、夫婦のコミュニケーションという意味でも精子の鮮度という意味でもメリットがあります。

男性不妊を改善するために食事に取り入れたい食べ物と栄養素

精子の質をよくする食べ物と栄養素一覧です。1つのものを食べすぎるのはよくないのでバランスよく普段の食事に取り入れることが大切です。

また不妊治療クリニックに通院する造精機能障害のある患者30名と、正常な男性31名を調査すると、前者は後者にくらべ、抗酸化物質の摂取が少ないことが、スペインで実施された試験でわかりました。

野菜や果物の摂取が少ないと、抗酸化物質の摂取が少なくなります。抗酸化作用のある酵素は体内で生産されていますが、年齢とともに減少する傾向に。意識して野菜や果物を食事に取り入れてみてください。喫煙や深酒、ストレスなども減らす努力を。

くるみが精子増強に

くるみを毎日食べることで、精子を改善できることがわかったと米国カリフォルニア大学が発表しました。

21~35歳の健康な男性117名を2群に分け、1日75グラムのくるみを摂取したグループと、ナッツ類の摂取を意識的に避けてもらったグループに分け、12週間後に血液と精液を採取して検査。

すると、前者のグループのほうが精子の活力、運動性が後者のグループに比べ、改善されたといいます。

トマト

男性不妊にはトマトが効果的として、専門家の間でも注目を集めています。

米クリーブランド・クリニックのAshok Agarwal氏らが、12の研究結果を検証したところ、トマトに含まれるリコピンが精子の数を増やし、そのスピードを速める上に、異常な精子の数も減らせることが、研究によって証明されました。

また共同研究者のSimon Fishel氏によれば、リコピンには精子のダメージを抑える働きもあるといいます。

スイカは「食べるバイアグラ」

スイカには“シトルリン”という成分が含まれており、それが体内で“アルギニン”というアミノ酸になり、バイアグラの主成分と同様、一酸化窒素を活性化して血管を拡張、血流促進効果があるという研究結果を米テキサスA&M大学の野菜果物改良研究所が発表しました。

シトルリンは体内に入ると血流を刺激し一酸化窒素を増産する働きがあります。一酸化窒素は、血流を促しペニスの海綿体に十分な血液を送ります。

また、シトルリンの摂取が、精液の80%を占めるアミノ酸の一種である“アルギニン”の生成にもつながるため、精子の量や質にもプラスの影響を及ぼします。

精子の形成の役立つ食べ物

イワシ、カキ、ホタテ、ねぎ、玄米など

精子の運動率の向上にいい食べ物

レバー、もつ、まぐろ、カツオ、牛肉、かぼちゃなど

精子数を増やす食べ物

オクラ、納豆、すっぽん、海藻、なめこ、山芋など

亜鉛

「性のミネラル」と呼ばれ、生殖器の機能向上や精子の運動性を活発にします。精液検査が正常な男性と男性不妊患者では、精液中の亜鉛濃度に差があったという調査結果もあります。

コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は、抗酸化とエネルギー生産の両方に関わっている補酵素です。男性不妊用の患者を対象とした海外での試験で、1日200mg使用した結果、精子の運動能力が改善されたという報告があります。

L-カルニチン

L-カルニチンは、海外で行われた試験で1日1~4g使用した結果、精子の運動能力が高くなったという報告があります。そのため、不妊治療で医師の指導の下、使用されることもある成分です。

精子形成を助ける

ビタミンE

男性ホルモンの生成と分泌を活発にする

セレン

不足すると精子の数が減り、運動率も下がる

アルギニン

精子の増殖を活性化する

  1. E.T

    精液検査の結果、基準値の5分の1で妊娠は難しいといわれ愕然。そこから男性不妊を克服して自然妊娠。男性不妊だった時の経験、セルフケア、情報をまとめていこうと思います。よろしくお願い致します。